自然妊娠を希望される方、人口受精や体外受精の成功確率を上げたい方、どのような場合でもお母さんの準備(母体作り)が大切だと考えます。

妊活・不妊鍼灸
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「妊娠する力」を育む
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自然妊娠に向けて
私達はそれぞれ異なる体質があります。体質は生まれながらに受け継いだ先天性のものに加え、日々食事で摂取し代謝される栄養からなる後天性のものからなります。すぐに妊娠される方、子宮・卵巣自体に問題はないのに、妊娠に少し時間を要する方もいるのは、妊娠を考えた時点でどのような身体の体質・コンディションにあるか、という事が一つの要因として考えられます。鍼灸治療では、検査や数値では現れない身体の状態を把握し、自己機能が円滑に働きやすい母体環境に整える事で、妊娠のチャンスを最大限に広げるサポートをいたします。
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体外受精のサポート
卵が育たず採卵できない、受精しない、凍結卵はあるが移植まで進めない等、それぞれの方に段階があると思いますが、鍼灸治療は母体そのものの機能を高める施術ですので、次の一歩とその後の母体環境に大きな利点をもたらす事ができます。理想は、周期に入る3ヵ月程前から身体を整えていく事ですが、ご自身にとって無理のないタイミングで治療を開始し、頻度も調節していただくのが望ましいと思いますので是非一度ご相談ください。
研究記事:胚移植における鍼灸治療の効果 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30658892
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着床における鍼灸の効果
一連のサイクルで沢山の血流が必要とされますが、着床においても血流が大切になってきます。これは着床プロセスでの子宮内膜の役割になりますが、子宮の筋肉に緊張がなく、血流が十分である事で内膜から卵の接着分子の分泌、血流にのせて卵へ栄養供給が可能になります。その為、良い子宮環境を作っておくと、この段階での妊娠喪失の抑制が期待できます。鍼灸やマッサージ治療では、自律神経の安定、冷えや筋肉の極端なコリや痛みを取り除く事でこういった子宮環境をサポートします。
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妊娠前が大切
着床する事で妊婦さんとしての生活が始まり、それはそれは大きな喜びです。共有したい考えは、着床・受胎の為に何かするというその一点ではなく、妊娠生活を楽しめる位の健康なマタニティーライフと母子共に健康な出産を迎えるという線での考えです。その為には妊娠前にどれだけお母様の身体が良いコンディションで妊娠に入るか、という事です。ホルモン変化への感受性は個人差が大きいのでつわりや症状の大小については別と考えても良いと思います。ここでは妊娠中に大きく重くなる体、あらゆる臓器や機能が通常よりハードに働く中で、余力があるかという事です。例えば妊娠前から体調を崩しやすい方、身体が痛い、睡眠に問題がある、というような方は、少しでも症状を良くして妊娠に入る事、又はその方が妊娠に至りやすいという事です。長い期間、結果がでなかったりストレスを抱えるようになると、”着床”という一点にゴールをおいてしまいがちですが、当院では母子共に健康で快適な妊娠生活と出産をしていただきたいという考えで、母体作りをしていきます。